srain3の独り言

日記程度に書いていきます

RX 9060 XTを3ヶ月使ってわかった事

昨今のメモリ高騰、購入動機など

メモリ高騰、凄いですね。一般向けのメモリ搭載製品が軒並み倍以上の値上がりを見せてます。
自分も2025年11月ごろに4Kモニターに買い替えタイミングで、今まで使っていたGTX1650SUPERでは厳しいなと感じ
Radeon RX 9060 XT (16GB)を11月下旬頃に購入。当時6万程度だったかな?現在(2026年2月)では7万以上に値上がってます。

こちらのASUS DUALシリーズです。購入時点では2.5slotのことを知らずに、Amazonで安いグレードの2連ファンとして購入。
廉価モデルだと思ってましたが、2.5slotでファン性能もよく上位モデルと同等の品質と言えそうなレベルです!
高負荷かけても温度を低く抑える能力が強く、サーマルスロットリングは起きにくい製品かと。

なぜ購入したかと言うと、GTX1650SUPERでは流石に4Kモニターでゲームまでやろうとすると厳しすぎる。
FHDの環境から4KになるとOSなどの普段のアプリのVRAM消費量も微増ですが、ゲームでも増えるので。4GBのVRAMではゲームまでやろうとするとキツすぎる。
その当時はまだメモリ高騰の余波がGPUには来て無く、どちらかと言うと「これから影響を受け値上がりするぞ」と騒がれ始めた頃ぐらいです。

なぜRadeonを選んだか

GeForceの方が基本的に性能が良いとされていて、値段もRadeonに比べると高くなりやすいです。
詳しく見ると、GeForce(NVIDIA)の方がソフトウェアの最適化が広く進んでおり、ゲームと言えばGeForceという時代が長かったこともありほぼどのゲームでも最適化がされやすい傾向があります。
特に最近話題の"AI処理"に関してもCUDAと呼ばれるプログラムとハードウェアを結ぶ部分の歴史が長く、情報が多く最適化がかなり進んでいます。
CUDA依存のAIなどのソフトも多いのが現在の「AIやクリエイティブはNVIDIA一択」と言われる環境を作っています。

しかし私は当初「ゲームメインだしAIは趣味程度で使えたら使うけど、ローカルで動かす魅力を感じないな」と思っていて
最近のゲームのベンチマークなどを見ると、案外Radeonも悪くない性能を出していることが増えているなと。
特に皆さんも知っているかもしれませんが、モンハンワイルズはRadeonへの最適化が凄く、逆にGeForceは10%以上差をつけられていたという衝撃のデータが。

つまり「ゲーム側がRadeonもサポートすれば、GeForce以上のコスパを発揮するかも」ということです。
最近のゲームはゲームエンジンとして"UE5"や"Unity"など、大手開発のエンジン製のものも増えていると思います。
それらのエンジンは、勿論どのPCでもパフォーマンスが出るように日々努力してますので、RadeonとGeForceどちらもサポートしてるのが多い。
たまに開発者側の設計でGeForce有利な場合もあるが、それは開発環境(デバッグ環境)がGeForceのことが多い影響だと思います。

AIに関しても、最近はCUDAに対抗するROCmというプラットフォームも広まりつつあり、主流なAIでは使えることが増えてきました。
皆さんの思うAI用途であれば、十分動作するソフトがあると思います。ニッチなものは…
"画像・動画生成AI"や"LLM(大規模言語モデル、俗に言う会話するやつです)"はRadeonでも使用でき、生成速度などに目をつぶれば十分動作します。

ということで、悩んでいたところはVRAM容量とNVIDIAかAMDか、でした。4kではVRAMが重要になる傾向が強いので、8GBで行けるのかと。
GPUは挿し替えれば次の世代のPCに流用もできます。その点で将来性も加味するとコスパよく年単位で長く使えるほうがいいと思います。
近年の新作ゲームはVRAMを多く使う傾向があり、FHDでも8GBだと設定を下げる必要があるものも出てます。

これらを踏まえて、自分はVRAM16GBのモデルにすることを決定。電源も8pin1本が限度なのでそれも考慮することに。
NVIDIAはRTX5060Tiに16GBモデルが有り、AMDはRX9060XTに16GBが。2つとも同じターゲット層を狙った商品なのでバチバチの競合商品です。どちらも8pin1本です(逆に70クラス以上は8pin2本が増えます)
AI・クリエイティブ性能はあまり求めないので、私は値段の安いRX9060XTを選びました。同じ値段だとRTX5060Tiは8GBモデルになるので、VRAMコスパは最強です。

ここは私のこだわりでしたが、買うなら最新世代で考えてました。RTXでは40XXシリーズから内部的な構造の変化があって、同様にRadeonはRX9000シリーズより前はFSR4(FSR Redstone)という最新機能に非対応です。
詳しい部分はAI用のハードウェアで、FP8(8bit浮動小数点)という計算に使えるハードウェア次第です。これらは基本最新のグラボじゃないと搭載してないので。
(更に詳しく言うと、RX7000などの古い世代でも動くINT8版FSR4が非公式にあります。AMDが間違えて公開していたらしいINT8版は正式には出回ってないので公式サポートはRX9000以降です) なので今RTX30XXやRX7XXXなどの旧世代を買うと、最新機能が現時点でも使えないのにメーカーは最新機能を出していくと思われますし、機能的な足切りが早いと思います。
そのため今買うならRTX40,RTX50,RX9000が長く使える良いグラボになりそうな予感がします。

実際に使ってみた感想

期待以上、劇的なスペックアップをこの価格でできるなら買う価値は高いですね。
まずVRAMに余裕ができ、ゲームプレイも4Kフルスクリーンでも60fpsは狙えます。設定次第では120fpsも出せました。
今まで4GBだったので何もかも別世界でしたね(笑)

具体的には、高画質設定や最高画質設定でもVRAMは気にならない。ハードウェア性能も素晴らしく4K環境でも実用レベルではないかなと思います。
皆さんよく「4KにはRTX5070Ti以上」のような固定概念があると思いますが、これは正しくもあり間違いでもあると私は考えます。 RTX5070Tiなどのハイエンドは4Kで60fps以上を"最高画質"レベルで達成できる性能ということで、4K=70クラスという事がよく言われるのです。

裏返せば、60クラスでも設定を少し下げれば4k60fpsで動きますし、最近のゲームは画質下げても綺麗なままに感じることもあります。
更に言えば、フルスクリーンでプレイする前提でもアップスケールなどの最新機能を使えば、負荷を下げつつ綺麗なまま60fpsを出せるようになってきています。
今後FSRやDLSSが広く普及するので、次第に4kも60クラスで割といけるじゃんと広まると思ってます。
個人的には4kだからこそ、WQHDやFHDサイズのウィンドウでゲームプレイ。余ったスペースでブラウザや動画、チャットツールを見る1画面環境はアリだと思います。

意外とAIもイケる

VRAM16GBという大容量は、AI使用用途で輝きます。大きなモデルをVRAMに収めることが可能なので、快適にできる幅が変わる。
RadeonはAIに弱いですが、プロレベルの効率などを求めない限り。趣味レベルであれば情報を調べられる方はRadeonでもAIを使いこなせます。

私もStable DiffusionやComfyUIなどを導入してみましたが、ROCm対応版は非常に速い生成スピードを出せます。
生成時間はNVIDIAに比べ遅いかもしれませんが、倍以上遅いことは減ったかと。
厳密な比較ではありませんが、体感としてはNVIDIAで1分かかる処理が、AMD(ROCm)だと1分20秒ほど。かつての"RadeonではAIは動かない"というイメージからすれば、十分実用圏内に入ってきたと感じます。

今後Radeon向けの最適化が増えれば、AI用途でも「動けば良い、遅くても大丈夫」から「サクサク動く」に変わっていくと思います。
将来性があるので、今性能が悪くても悲観することはないです。

終わりに

今後の噂として、メモリ高騰の煽りで(エントリーなどを中心に)大容量VRAMモデルは減ると予想されています。
エントリークラスやミドルエンドなどは、GPUのチップの値段とVRAMの値段の比率が上位グレードよりVRAMの影響を受けやすいです。
そのため仕方のない流れだと思います。

もしVRAMを求める方、将来性などを考えてる方はこの記事を参考にしてもらえれば幸いです。
NVIDIA一強は続くかもしれませんが、AMDも戦えるようになってきた感じはします。今後に期待ですね。

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↓生成AIを快適にするためのメモリ増設記事 srain3.hatenablog.jp