メモリ高騰時代だから生まれた規格
最近新しく出たメモリに「HUDIMM(Half Unbuffered DIMM)」という規格のものがあります。 これは単純に内部構造の分割を利用して、従来の半分のチップで1枚のメモリとして運用するものです。
DDR5では32bit×2の合計64bitの通信ができるようになっていて、HUDIMMではこの片方、32bitのみで動くメモリです。
なので単純な話、メモリ帯域は半減します。HUDIMMを2枚挿しても、従来の1枚相当です。
なぜ性能低下するものが生まれたかは明白で、メモリチップの値段が上がり部品の単価が上がったので部品点数を減らしたいからです。 減らせば市場にはより低い値段で流通させることができ、消費者のおサイフに優しいと。
低価格PCに向いた規格
帯域が半減するので、高負荷な用途(ゲームやAI、クリエイティブ用途など)ではメモリが足を引っ張り、本来の性能が発揮できなくなります。
このメモリが輝くのは、徹底的に低価格に抑えたいオフィス用途(表計算やメール、ブラウジング程度)。そこでこそ抜群にコスパが良いと言えるので、自宅に趣味のPCが欲しい一般的なユーザー層とは少しターゲットがズレやすいかと思います。
PCを求める層はやはりゲーマーやクリエイターなどの層が多めでしょうし、オフィス用途のみで済ませるユーザーはこういう情報を探さないでしょう。
企業や在宅ワーカー達が安く抑えたPCを買った時、HUDIMM採用だったということのほうが多くなりそうです。
ちなみに通常のDDR5メモリ(32bit×2の通常仕様)1枚のシングルチャネルでも、十分動作しますしゲーム"だけ"なら割と快適です。
ですが、Discordで通話しながら、あるいは動画視聴や配信・画面共有などを同時に行うと、途端にメモリ帯域がカツカツになって処理落ちが起きる可能性が上がります。
ヘビーユーザーでなくても、同時になにか行うクセが有る人には向かないということです。
終わりに
こういったブログを読みに来るようなもの好きには、性能やコスパの魅力はあまりない規格です。 ですが本当に表計算やメール、資料作りのみしか行わないのであれば低価格に抑えることのできるこのHUDIMMは救世主でしょう。
家庭用ではなくオフィス用と思えば悪くない規格の誕生だと思いますね。




