12GBモデルの投入
"Radeon RX 9070 GRE"が最近グローバル販売開始され、このモデルはVRAMが12GBと上位モデルより少なく、一部下位モデルにも負けてたりします。 (RX 9070やRX 9070 XTは16GB、RX 9060 XTには16GBモデルあり)
そして日本で話題だったのが上位モデル(9070 XT)と価格が被ったこと。 これは話によると日本市場のみ9070 XTが値下がり続けていたらしく、今後GREが値下がりすると言うよりは上位モデル達が値上がりすると予想されてます。
AMD公式は「WQHDでのプレイならVRAMは12GBで必要十分でピッタリ」と謳っており、これは正しいです。 多くのゲームは8GBモデルでも十分に動きますし、画質を盛っても16GBをフルに使い切ることは稀です。 AIなどのクリエイティブ用途ではあるだけ使うものも多く、16GBがスタートライン扱いな風潮もありますがどれだけ複雑なことをするか次第です。流石に8GBでは不足感が否めない時代だとは思いますがね…
今は良くても…
ただココで注意したいのは"現時点"ではゲーム用途でWQHDほどであれば12GBで十分とされている点。 最近のゲームはVRAMを活用してグラフィック表現をする場合が多く、テクスチャも高解像度に合わせてデータが大きくなるのが当たり前です。
現時点で8GBのモデルはFHDや画質の妥協をすれば快適にプレイできる場合が多いでしょうけど、ゲーム開発側の最適化も追いつかなくなりつつあるのにグラフィックに妥協できない時代になっていると思います。 特にゲームエンジンはメモリ高騰を予測していたわけではないでしょう。VRAMが年々増える前提で機能を改良していたはずです。 そうなると開発側の設計思想としてVRAMを使い込む設計になるゲーム(高グラフィック志向)とグラフィックを妥協しVRAMを必要としないゲーム(手軽さ重視)の二極化が進むと思います。
それと最近のモニター事情は年々格安モデルが増えていて4Kモデルでも2~3万から手に入るようになってきています。有名なメーカー製でも価格とスペックは改善してきていると感じます。 今FHDのモニターを使っているからと8GBモデルを購入した場合、将来のモニター買い替えでWQHD以上の解像度を選びにくくなりかねないですし解像度を上げた場合8GBの上限の影響で従来より画質設定を下げないといけない可能性も上がります。
NVIDIAを見ても…
RTX5060が8GB、RTX5050も8GBですがこれはNVIDIAとしても「8GBが入門/最低限」と認識した証だと思います。特に"50クラス"は6GBが過去にあったのですが、今回は8GBになってます。
噂段階ですがRTX50シリーズのSUPERが準備されてると言われており、RTX5060SUPERはVRAMが12GBになると噂されてます。 実際RTX3060の12GBは使用者がかなり多く、再生産されるほど根強い人気を誇っています。NVIDIAが本当に12GBで投入するのなら、今後は12GBが基準扱いになるでしょう。
個人的な意見
私としては、今買って長く使い続けたいならVRAMは12GB、出来れば16GBのモデルにしておくほうが絶対に良いと言いきれます。 単純に高スペックなだけではなく、3,4年後もVRAMに悩まされないでハードウェアの性能が発揮できるから費用対効果で考えたら買い替えまでのスパンを伸ばせると思うからです。
今まで4GBや8GBと刻んてきたので次の16GBが凄い大容量すぎて価格面でも「そこまでいるのかな?」とか「そんなにVRAM使うゲームはすぐ増えないだろ」と思いがちだと思います。 でも少し考えれば昔も同じ様に容量が増え続けて今に至ります。当時は使い切れないだろと思ってたとしてもその大容量を使うのが当たり前になる時代はすぐ来るのです。 2040年頃にはメインメモリもTBが当たり前でもおかしくないかも知れませんよ?(現時点でも技術的にはあるはずですし)
終わりに
RTX5060TiやRX9060XTに16GBモデルがありますが、なぜ企業側が8GBのみにしなかったのかを考えたらやはりニーズが有るということでしょう。 ニーズが有るということは流れは大容量VRAMにシフトしていくでしょうし、せっかくのグラボがVRAM不足で性能を発揮できないとなると勿体ないじゃないですか。
NVIDIAもAMDも次世代GPUは2027年末や2028年頃と予想されています。 微細化も難しくなりコスパの点では改善どころか悪化しつつあるフェーズだと思うので今RTX50シリーズやRX9000シリーズを確保しておいても損ではないと思いますよ。